説明的台詞はどこまで削れるのか検証する班 2018年8月期 レポート

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本レポートは活動結果の要点のみをまとめたものです。会員の方は「マンガ新連載研究会 班活動記録」から詳細な発表動画、及び発表資料を見ることができます
マンガ新連載研究会 班活動記録

当初の動機、目的

漫画で必須な状況説明、キャラクター説明の「セリフ」。
よく不必要だという指摘を受ける部分ですが、どうしても必要な時がある。
果たして一体どこまで減らすことが可能なのか? また、その減らせる要素とは何か。

から始まった説明的セリフはどこまで削れるのか検証する班でしたが、班で意見を募るうちに一つの答えに辿り着いてしまいました。

「説明的セリフを収まる所に収めるには、削るのではなくて演出をどうするかじゃない…?」

そこから方向転換していった今回の班、班のタイトルとはズレたところに着地することになりましたが、それも一つの知見ということで良い結果が出たと思っております。
一番の成果は「説明のオリジナリティを追求しよう」という見解に辿り着けたことでした。
詳しくは動画及び資料の方をご覧ください。

班活動の経過

最初は当初の目的通り説明的セリフを削るために、メンバーに原稿を依頼しました。

その時点で「絵で説明できるのにセリフをわざわざ入れるの…?漫画の意味は?」という疑問が出ました。

同時に商業漫画から説明セリフがまとまっている所を探してもらえるように依頼。

ここでも「全然そんなまとまってるページはない」という難関が。

これはもしかして私の方向性が間違っているのではないかと気付き、メンバーの原稿は好きに作って頂くように、商業漫画は興味深い説明の仕方をしているものを探そうということに。

そして八月中旬、合同スカイプ会議。
ここではメンバーの原稿の説明的セリフを効果的な演出に変える方法を議論。
やはり削るのではなく説明的セリフの演出(説明のオリジナリティ)が大事なのだという結論に辿り着く。

一人でやっていた場合、このような結論に辿り着くことはなかったでしょう。きっとタイトルに固執して、延々とセリフを単純に削っていくあまり意味のない作業をやっていたかもしれません。
班メンバーの様々な意見が出ることで、実りのある成果になったと思っています。
合同スカイプで、メンバーの原稿を良くするためにどういう説明的演出をすればいいのか検証するのも大変楽しかったです。発言の度に原稿がどんどん良くなっていく経過を目の当たりにできました。

まとめ

説明的セリフとは、使い方によって効果的な演出ができたり、読者への期待感をアプローチすることができます。問題があるときは効果が明確でなかったり、順序を間違えている時なのだと思います。
一度説明的セリフに重点をおいたストーリーを組み立ててみませんか?きっと新しい視点からの作品作りができるはずです。
商業漫画を読むときにも、説明的セリフがどこに配置されているかを注目することで、ストーリーがどのように組み立てられているかを知ることができます。

何か皆様の作品作りのお役に立てれば幸いです。ありがとうございました。

文章:説明的台詞はどこまで削れるのか検証する班 リーダー:比良坂冬

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